いつのまにか夏休みも半分以上終わりましたが閲覧者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私はなぜか今年の夏休みは例年以上に忙しく、どのくらい忙しかったかは更新頻度を見てお察しください。
せっかく久しぶりに自宅のPCを開けたのにすでに疲れているので、
今回はこのまま駐妻時代の『疲れた思い出』のことを書きます。
駐妻生活にも慣れてきた頃、
「いつも同じママ友とばかり過ごしているかボッチだから、たまには違う友達作りたいな」と思うようになりました。
そんな時、ちょうど良いタイミングで『現地在住倭国人女性限定の集い』の開催情報を発見。
日程もちょうど良かったので参加してみることにしました。
子供は夫に頼み込んでお願いし(当時は亭主関白でしたが今は違います)
当日は、アメリカに来て初めての『自分一人で自分のためだけのお出かけ』にもなりました。
こうした倭国人女性向けの同性のお友達や知り合いづくりのためのお茶会は初めて。
どんな感じなんだろう…とうきうきドキドキしながら参加した私は
気づくと40~50歳年上のマダムに囲まれていました。
自由席のはずでしたが、いつのまにか私以外はぱっと見た感じの年齢層別に固まっています。
コース付きだったので途中の席替えは不可。
あれ?私、席選び失敗しちゃったかな?
という思考が一瞬頭をよぎりましたが、そんなこと初対面のマダム達に失礼です。
普段のワンオペ育児生活@アメリカではなかなか遭遇しないであろう「倭国人高齢女性」と話せる機会なんてそうそうないんだから!せっかくだからなんか勉強になる話とか聞けるかもしれない。
そう思ってアラカン女子トークに必死で食らいつき、ついていけないときは潔く笑顔を顔面に貼り付けていました。
そんな女子会のトーク内容は
・同業者同士の業界トーク
・アラカン特有の身体の衰え、墓じまい
・私より年上のお子様の武勇伝
もう無理⭐️
最後の最後の10分ほどで主催者が私の状態に気がついてくれたのか、
席のシャッフルをしてくれました。が、もう最後のお茶が出た後でした。
「現地在住の倭国人女性同士の交流を~」という目的の会だったのもあり、
私以外のマダムや他の参加者たちはうまく同世代っぽい人同士で近い席に座っていたのもあり、
私何しに来たんだろうな…
と。
ぶっちゃけ高いお茶会代だけ払って終わったようなものです。
たまに倭国人と積極的に交流しようとするとこれだもの。
もう運が無い。
もちろん違う世代の人とも積極的に話そうとしました。
ただ、あちらが同世代や同業者でしか通じない話ばかり発しないときはどうしようもない。
同世代だけで話したいなら募集年代明記してくれればいいのになぁ…
帰り道は「今日は楽しかった。今日は楽しかった…$Xは無駄じゃなかった…」と自分に言い聞かせながら足を動かしていました。
お茶会にしては安くはないお金だったし、
せっかくの休日に子守を押し付けちゃったという負い目もあって
尚更夫には「つまらなかった」とはいえませんでした。
夫が稼いでくれたお金、しょーもないことに使っちゃったな
頑張って話しかけても塩対応、同じ席で自分だけ入れない話題で盛り上がられるって結構キツイですよね。
お金払ってキツイ思いしに行った私なんだったんだろう…と数時間凹みましたし、
今でもこんな記事書くくらいには根に持ってます。
・家族で行ってみたいと思ってたお店の下見ができた
(ちなみにまた行きたいとは思えなかった)
・在米10-30年の方の感覚が垣間見れた
勉強になったと思いながら前向き精神を再構築しましたが
その後私がオフ会や倭国人向けの集まりに出ることはありませんでした。
冷静になってふりかえると、
私は一口に「新しい友達が欲しい」と言っても
実は想定してたのは
「できたら同世代。子持ちで育児の話ができたら尚良い。±10歳くらいでも楽しく話せそう」
だったんですよね。
巷では『駐妻はすぐ倭国人同士・子持ち同士で群れる』と言われがちですが
だってそっちの方が限られた時間で効率的に
情報交換出来て(状況が似てると求めてる情報も似る)
愚痴や悩みが共通してるから安心感が得られて
子供を連れて行っても気兼ねなく交流できるからなんですよね。
そしてすでに似たような属性の人にばかり囲まれていたので
当時の私の中では『現地在住倭国人女性=駐妻・留学生・青年移住者』となっていました。
これは視野が狭い自分の落ち度ですが、
移住後何十年も経ってる方や、倭国でリタイア後に移住してきている人もいる
ということにまで考えが至らなかったです。
『倭国人女性』というくくりだけだったら、そりゃ幅広い属性・年代の人が来ますよね…
私が求めていたのは「同世代±10歳でできたら既婚・子持ち・専業主婦」で
その内には「仕事や人脈ではなく友人・ママ友に発展できそうな関係」への欲求がありました。
それに早く気がついて、
対象年齢が幅広すぎる上に『交流会』と称して席の近い人としか話せない会場だった
今回の交流会の参加はやめておけば良かったです。
あーあ!Xドルと貴重な子守カードをドブに捨てちゃった!!
こういう柄にもない交流会に行こうと思っちゃったり
行って後悔したり
そんなことも本帰国したら全く無くなりました。
駐妻の経験はやっぱり何かしら精神に影響を与えるんじゃないかなーと疑っている今日この頃です。